PowerTools ActiveReports for .NET 9.0J
Wordへの描画
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ActiveReportsのレポートは、MicrosoftR Word形式でエクスポートすることが可能です。レポートをMicrosoftR Word 2003および2007形式でエクスポートするには、WordRenderingExtensionを使用します。

レポートをWordにエクスポートするには、以下のアセンブリへの参照をプロジェクトに追加します。

レポートをMicrosoftR Word形式でエクスポートする方法の一例を以下に示します。

  1. Visual Studioで新しいWindowsフォームアプリケーションを作成するか、既存のアプリケーションを開きます。
  2. Form.csまたはForm.vbが開いたら、タイトルバーをダブルクリックしてForm_Loadイベントを作成します。
  3. 以下のコードをForm_Loadイベント内に追加します。
Visual Basicコード(Form Loadイベント内に貼り付けます。)
コードのコピー
' エクスポートするレポートを読み込み、ドキュメントオブジェクトを生成します。
Dim report As New GrapeCity.ActiveReports.PageReport(New System.IO.FileInfo("C:\Sample_PageReport.rdlx"))
Dim reportDocument As New GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument(report)

' 出力先のディレクトリを作成します。
Dim outputDirectory As New System.IO.DirectoryInfo("C:\MyWord")
outputDirectory.Create()

' エクスポートの各種設定を行います。
Dim wordSetting As New GrapeCity.ActiveReports.Export.Word.Page.Settings()
Dim setting As GrapeCity.ActiveReports.Extensibility.Rendering.ISettings = wordSetting' RenderingExtensionを使用し、レポートをエクスポートします。
Dim wordRenderingExtension As New GrapeCity.ActiveReports.Export.Word.Page.WordRenderingExtension()
Dim outputProvider As New GrapeCity.ActiveReports.Rendering.IO.FileStreamProvider(outputDirectory, System.IO.Path.GetFileNameWithoutExtension(outputDirectory.Name))
reportDocument.Render(wordRenderingExtension, outputProvider, wordSetting)
C#コード(Form Loadイベント内に貼り付けます。)
コードのコピー
// エクスポートするレポートを読み込み、ドキュメントオブジェクトを生成します。
GrapeCity.ActiveReports.PageReport report = new GrapeCity.ActiveReports.PageReport(new System.IO.FileInfo(@"C:\Sample_PageReport.rdlx"));
GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument reportDocument = new GrapeCity.ActiveReports.Document.PageDocument(report);

// 出力先のディレクトリを作成します。
System.IO.DirectoryInfo outputDirectory = new System.IO.DirectoryInfo(@"C:\MyWord");
outputDirectory.Create();

// エクスポートの各種設定を行います。
GrapeCity.ActiveReports.Export.Word.Page.Settings wordSetting = new GrapeCity.ActiveReports.Export.Word.Page.Settings(); 
GrapeCity.ActiveReports.Extensibility.Rendering.ISettings setting = wordSetting;

// RenderingExtensionを使用し、レポートをエクスポートします。
GrapeCity.ActiveReports.Export.Word.Page.WordRenderingExtension wordRenderingExtension = new GrapeCity.ActiveReports.Export.Word.Page.WordRenderingExtension();
GrapeCity.ActiveReports.Rendering.IO.FileStreamProvider outputProvider = new GrapeCity.ActiveReports.Rendering.IO.FileStreamProvider(outputDirectory, System.IO.Path.GetFileNameWithoutExtension(outputDirectory.Name));
reportDocument.Render(wordRenderingExtension, outputProvider, wordSetting);

Wordエクスポート(描画拡張機能)のプロパティ

ActiveReportsには、レポートをMicrosoftR Wordにどのようにエクスポートするかを制御するオプションが用意されています。

プロパティ 説明
Author ドキュメントの作成者の名前を入力します。この値は、MicrosoftR Wordアプリケーションの[ファイルのプロパティ]ダイアログの[概要]タブにある[作成者]フィールドに表示されます。
BaseUrl レポートで使用される相対ハイパーリンクのベースURLを入力します。この値は、MicrosoftR Wordアプリケーションの[ファイルのプロパティ]ダイアログの[概要]タブにある[ハイパーリンクの基点]フィールドに表示されます。
Generator

メタデータファイルスタンプに含まれるドキュメント生成元の識別子を設定します。既定値は"ActiveReports for .NETで作成されました。"です。

PageHeight レポートのページの高さを設定するインチ単位の値(例: 11 in)を入力します。レポートのオリジナルの設定は、この値によってオーバーライドされます。
PageWidth レポートのページの幅を設定するインチ単位の値(例: 8.5 in)を入力します。レポートのオリジナルの設定は、この値によってオーバーライドされます。
Title ドキュメントのタイトルを入力します。この値は、MicrosoftR Wordアプリケーションの[ファイルのプロパティ]ダイアログの[概要]タブにある[タイトル]フィールドに表示されます。
UseMhtOutput Wordドキュメントを生成する際にMHT出力を使用するかどうかを指定します。

制限事項

対話的な機能

Word形式でレンダリングされたレポートはブックマークとハイパーリンクをサポートします。ただし、(ドリルダウンレポートで見られるような)表示/非表示の切り替えが不可欠な場合は、HTMLレンダリング拡張機能を使用することを推奨します。また、見出しマップが不可欠な場合は、PDFレンダリング拡張機能を使用することを推奨します。

関連トピック

概念

 

 


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